第4回ギターコンペティション全国大会結果
すっかり遅くなってしまいましたが、土曜日に行われた全国大会の結果をご報告いたします。
各賞の中での順位は付けていませんので、演奏順に、金賞と特別賞のみ記します。
A部門(幼年児童の部/11才以下)金賞:坂本和奏(ワカナ)、原田斗生(トオイ)、敢闘賞:平瀬容子
B部門(ジュニアの部/12才〜15才)金賞:小玉紗瑛(サエ)、敢闘賞:金子麻
C部門(青少年の部/16才〜22才)金賞なし、技能賞:星野瑞紀(ミズキ)
D部門(成人の部/23才〜35才)金賞なし
E部門(ミドルエイジの部/36才〜50才)金賞:中井英二、優秀賞:上原淳(スナオ)
F部門(シニアの部/51才〜65才)金賞:山崎隆志、落合孝枝、優秀賞:鈴木幸男、技能賞:高橋通康(ミチヤス)
G部門(ゴールドエイジの部/66才以上)金賞:立花莞爾(カンジ)、敢闘賞:山形克衛(カツエ)
特別賞は、優秀賞が銀賞の中から「限りなく金賞に近かった人」、技能賞も銀賞で「金賞には届かなかったが技術が優れている人」、敢闘賞は銀賞・銅賞を通して「演奏が印象に残った人」、「将来に期待が持てる人」という観点で選んでいます。
そして、全体を通してのグランプリはA〜D部門から原田斗生(トオイ)くん、E〜G部門から中井英二さんでした。受賞者の方々、おめでとうございました!!
金賞に偏りが見られるのは、もともと「基本的には各部門金賞1つずつで計7つ」とメダルの数が決まっていたのですが、今回は棄権が多かったこともあってレベルに偏りがあったため、レベルが高い部門に2つ、突出した人がいない部門は金賞なしということになりました。
他のコンクールと違い、こうした融通がきくのは審査員としてもやりやすいですし、同じ部門で1人巧い人がいると他の人がいつまで経っても金賞が取れない・・・ということを避けられるのが良いです。
例えばA部門では原田くんが圧倒的なレベルだったのですが、坂本さんも十分「金賞」に値する素晴らしい演奏で、原田くんと比較すべきではないという結論になりました。他のコンクールでは当然1位、2位という順位を付けなければならないので、このコンペティションらしい結果になったと思います。
他の部門では、E部門の中井さんがコンクール的には地味な選曲(タンスマン/バルカローレ、武満/森の中でよりウェインスコット・ボンド)ながら美しく繊細な演奏で評価されました。
少し揉めたのがF部門で、まず山崎さんの金賞が決まり、同票だった落合さんと鈴木さんで決選投票となり、最終的に落合さんが金に決まりました。
シンプルな曲(モノー/愛の賛歌)を美しく響かせた落合さんと、難易度の高い曲(トゥリーナ/ファンダンギーリョ)で少し粗くなってしまった鈴木さんを比べるのは本当に難しく、他のコンクールであれば結果は逆転していたかもしれません。
何はともあれ、参加者の方々、スタッフの方々、審査員の先生方、本当にお疲れ様でした!
今年は延期になった影響で最終的に参加者が少ない全国大会となってしまいましたが、来年は大幅に多くなることが予想されるので、今から楽しみにしています。
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