« 新年 | トップページ | 第3回ギター大好きみんな集まれギターコンペティション関東甲州大会 »

2010年1月 8日 (金)

最期のメッセージ

昨年末の12月30日木曜日17時過ぎに、月刊「現代ギター」誌の元編集長でホマドリーム社長の菅原潤氏が、甲状腺未分化癌の為亡くなりました。

多くの方は既にご存知だと思いますし、何をどう書いて良いのか分からず迷っていたのですが、奥様のしのぶさんの許可を頂いたので、ここに菅原氏の最期のメッセージをお伝えしたいと思います。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
がむしゃらな人生でした。
最後までみんなに迷惑をかけてしまいました。
でも、やりのこしたこといっぱいあるんですよ。
毎日、バケてでないとまにあわないよ

2009年12月30日 4:40 菅原潤
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

明け方4時40分にホワイトボードに書かれて、2時間くらいで意識がなくなり、午後5時5分に亡くなったそうです。

菅原氏は現代ギター社時代から喉頭癌などで何度も手術されていて、その度に驚く程の治癒力で回復されていました。大変なご病気とは知りつつ、必ず克服されると思い込んでいたのですが、最後に見付かった癌の進行がとても早かったそうで、急逝されました。

個人的に、菅原氏には足を向けて寝られないほどお世話になりました。
若手の育成に力を入れておられたので、お世話になった若手ギタリストは多いと思いますが、菅原氏に引っ張って頂いていなければ今の私はありませんでした。
彼の発案でムジカ・フィクタが始まり、その中からアルポリール・ギタートリオが生まれました。

4日の告別式は、本当に多くの人で斎場が溢れていましたが、そんな中で、バラバラに来た金さん・新井さんと入り口で偶然一緒になり、揃ってお焼香することになったのは、運命的なものを感じてしまいました。

メッセージを読んで、菅原さんの無念が痛いほど心に沁みました。
これからの私に何ができるか分かりませんが、皆で菅原さんの遺志を引き継いで、ギターで頑張る事が恩返しになるのではと思っています。

1日1日を無駄にしないよう大切に、と言うとありきたりですが、それが残された者の使命なのだと思います。菅原さんのメッセージを胸に、気を引き締めていくつもりです。

|

« 新年 | トップページ | 第3回ギター大好きみんな集まれギターコンペティション関東甲州大会 »

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 最期のメッセージ:

« 新年 | トップページ | 第3回ギター大好きみんな集まれギターコンペティション関東甲州大会 »