オペラ「ポッペアの戴冠」
昨年のオペラ「セヴィリアの理髪師」に続き、同じく村中大祐氏指揮によるモンテヴェルディの「ポッペアの戴冠」に参加しています。先週からリハーサルに通っており、今日は通し稽古でした。
「セヴィリア」ではギターが第1幕の最初の方の2曲のみで、私はリハ日も少なく時間も短かったのですが、今回は弾く曲が予想以上に多く、最初から最後までなので拘束時間も長く、なかなか大変です。
しかも、(オケでは普通なのでしょうが)リハ開始の1週間前にパート譜と音源だけが送られてきて、「156小節休み」とか「第2幕第1場〜3場まで休み」などと書いてあったりするので、いつどこで自分の出番がくるのかさっぱり分からず、DVDやヴォーカルスコアを借りて、入りのきっかけになる歌詞や伴奏する曲の歌詞をできるだけ書き込んで、何とか掴めてきました。オペラは長いので、DVDを観ながら(あるいはCDを聴きながら)楽譜を1回通してチェックするだけで3Hくらいかかってしまい、非常に大変でしたが、オケの方は日々こういう作業をされているのですね。今まで参加した「オテロ」や「セヴィリア」とは比較にならないくらい良い勉強になっています。
私は勉強不足でモンテヴェルディのオペラはまったく知らなかったのですが、本当に美しくて素晴らしく、チェンバロやリュート、ハープなどとの絡みが多いのも嬉しい経験です。
「ポッペアの戴冠」は史実が元になっていて、暴君として知られたローマ皇帝のネロ(オペラではネローネ)が(元の皇后を追い出して)不倫相手のポッペアを皇后にしてしまう(!)というお話で、普通のオペラとは違って主役が悪役(?)という感じはあるのですが、学生時代に世界史が苦手だった私にも、とても興味深いものがあります。
文化庁芸術文化団体人材育成支援事業となっていて、歌い手さんたちはオーディションで選ばれた実力派の若手ばかりです。ご興味をお持ちの方は是非!いらして下さい♪
2月1日(金)18:30、2日(土)14:00
東京/めぐろパーシモンホール
オペラ「ポッペアの戴冠」
指揮:村中大祐
S席8000円、A席6000円、B席4000円
予約&お問い合わせ:日本オペラ連盟 03-5466-3150
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